雨の日は、畑の「未来」を妄想する
今日はあいにくの雨。畑に出て泥まみれになる作業はお休みにして、屋内でじっくりと「これからの畑の姿」に想いを馳せる時間にすることにしました。100坪の元田んぼを開墾し始めて1年。枯らしてしまった失敗や雑草との格闘など泥臭い現実もたくさんありますが、僕の中で描いている「完成形(ビジョン)」は、最初からずっとぶれていません。今回は、僕が目指している「100坪の畑の理想のイメージ」について語ってみたいと思います。
僕が目指す100坪の「小さな森」
僕が作りたいのは、ただ綺麗に畝(うね)が並んだ効率重視の畑ではありません。目指しているのは、自然の仕組みをそのまま活かした、多層的で賑やかな「小さな森のような生態系」です。具体的には、こんなイメージを描いています。

1. 1年を通して何かしらの果樹が実る場所
高木や中木の果樹を配置し、春・夏・秋・冬、どの季節に畑を訪れても何かしらの恵みが実っている状態を作りたいと思っています。果樹の下には程よい木漏れ日が落ち、防風や土壌の保湿、落葉による自然の肥料供給など、畑全体を包み込む「屋根」のような役割を果たしてくれます。
2. 果樹の「木漏れ日の下」で育つ野菜たち
果樹の足元には、日陰や半日陰を好む野菜やハーブ、グラウンドカバーを配置します。平面で野菜を作るのではなく、上(果樹)と下(野菜)の立体的な空間を活用することで、お互いが助け合う多層的な環境(アグロフォレストリーやパーマカルチャーのようなイメージ)を作り出します。
3. 鳥や虫たちの力を借りる「循環型の環境」
虫や鳥を害敵として排除するのではなく、彼らの営みも畑の仕組みに組み込んでいきます。花を植えてミツバチや天敵となる虫を呼び寄せ、鳥が集まる場所を作ることで、人間の手で農薬を撒かなくても自然とバランスが保たれる環境を目指しています。
与えられたシステムではなく、自分の手で仕組みを育てる
「自然農」や「果樹栽培」と聞くと、放任しているように思われるかもしれません。でも実際は、自然の力や法則を観察し、どう組み合わせれば循環が生まれるのかを思考し続ける、とてもクリエイティブな作業です。
既製品のシステムやマニュアル通りに野菜を作るのではなく、自然の力を借りながら、自分の手と知恵でゼロから仕組みを育て上げていく。
この「自分で環境を作り出す楽しさ」こそが、僕がこの100坪の地に惹かれ、没頭している理由なのだと感じています。
おわりに
今はまだ、生き残った小さな果樹たちと雑草がバトルを繰り広げている段階です。理想の「果樹と野菜が共生する小さな森」になるまでには、何年もかかるでしょう。でも、数年後にこの100坪がどんな姿になっているのかを想像すると、ワクワクが止まりません。焦らず、失敗も楽しみながら、一生のライフワークとしてこの場所を育てていこうと思います。そして、子供達にこの豊かさを繋げていけたら、それはとても幸せなことだと思います。
次回は、雨の日の妄想企画・第2弾!
畑と同じく「自分の手で仕組みを作り込む」もうひとつの相棒になるであろう、R53(MINI Cooper S)のビルド構想について熱く語りたいと思います。お楽しみに!